研究・製造の両方の知見を活かし、高品質な製品を提供

工学研究科 化学・生物応用工学専攻修了(2014年入社)

片山製薬所を選んだ理由

医薬品製造に関わる全工程に携わることができる環境だったから

私は、幼いころから目が悪く、何度か手術を経験しました。そのため、医療・医薬品業界に漠然と興味があり、大学では医薬品の合成研究をしている研究室に入りました。片山製薬所のことは、所属していた研究室のOBが働いていたため知っており、もともと親近感を感じていた会社でした。若いうちから主体性をもって働ける環境があること、医薬品製造のすべての段階に応じた仕事ができる環境に魅力を感じ、就職先として選びました。

私の仕事

研究部から製造部へ。より一層「くすりづくり」の根幹を担う

もともと研究部の一員として7年間勤務していたのですが、当社の仕事は製造現場に携わることが多く、次第に製造に関わる仕事をしてみたいという気持ちが強くなり、入社7年目に今の部署への異動を希望しました。現在は、研究部と製造現場をつなぐ役目を担い、製造記録や作業手順といった製造に関する管理業務を担当しています。そこでGMPと呼ばれる医薬品の品質・安全を守るため遵守すべき決まり事を日々勉強しています。
最近では少しずつ、研究部時代には思いつかなかったような考え方ができるようになりました。例えば、製品生産に向けた作業現場での仕事について研究部と意見をすり合わせている際、研究部と製造部の両方を知っている自分だからこそ、他のメンバーと違った観点から意見を出せた瞬間はとても嬉しく、やりがいを感じます。

仕事風景
仕事風景

仕事で大切にしていること

忙しい時ほど視野を広く持ち、やるべき優先順位を明確化すること

初めて担当したテーマの製造初日にトラブルが発生し、製造中断となったことは私の仕事に対する考え方を変える大きな出来事でした。当時の私は目の前の仕事ばかりに目が向いており、必要なデータ取得を怠ってしまったためにトラブルを招いてしまったのかもしれません。結局はっきりとした原因は分かりませんでしたが、タスクの優先順位付けの重要さを反省とともに学びました。それ以来、仕事に対してスケジュール管理を徹底し、製造に必要なデータ取りを怠らないよう意識しています。現在は書類中心の仕事に就いていますが、どの仕事でもこの考え方は活かせると考えています。

今後の挑戦

製造現場を支えるプロとして、安心できる製品を提供し続けていく

製造現場を管理・サポートするためには、製造プロセスだけでなく、医薬品の製造管理および品質管理の基準を満たすべく、様々な知識が求められます。多岐にわたる仕事ではありますが、お客様へ高品質の製品を提供し続けていることを誇りに思います。
医薬品原薬・中間体の研究・開発、製造とくすりづくりのすべてのステージで仕事ができる当社で、今後も幅広い知識を身に付け、スピーディに成長していきたいです。

私のキャリアステップ

1年目

実験方法から製造現場での作業まで、上司の下で様々な知識を学びました。

2~7年目

2年目で初の受託製造を担当。お客様と直接のやり取りや、関係各署との調整に奔走する毎日でした。研究部に7年間在籍しましたが,初めて担当した受託製造は忘れることができません。

7~8年目

製造部へ転属。製造現場の管理、医薬品製造のGMPを中心とした仕事をしています。これまでとは異なった視点での仕事に、キャリアの幅を広げることができ、日々充実しています。

年齢問わず、自然と自分の意見を周りに述べることができる環境

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